在宅訪問診療のご案内

在宅医療

在宅訪問診療における時間外バックアップ体制について

南区医師会 会長 山口賢司

南区医師会では、在宅医療を進めるためには、患者様及びご家族の安心と在宅医療に携わる医師の負担軽減の両立が必要であり、また、診療所医師が一次救急の役割を果たし、在宅患者の不要不急な救急病院受診を抑制するためにも、夜間休日に対応する当直医体制が必要であると考えていましたが、令和元年12月から笠寺病院に当直医を置いて対応する体制(南区医師会在宅医療時間外対応拠点:以下拠点)を構築しました。

令和2年4月には南区の全医師会員にこの拠点事業の利用要綱と利用申込書を配布し、少しでも多くの医師会員が在宅医療に気軽に参加していただけるように呼びかけを行いましたが、会員の方から、拠点事業の最新情報の閲覧と、利用申し込み要覧や申込書がホームページからダウンロードできると便利であるとのご意見が寄せられましたので、笠寺病院のホームページに本事業の内容を掲載し、書式のダウンロードが可能な体制にいたしました。

また、名古屋医報第1464号の私の会長挨拶で申し述べましたが、この拠点事業を近隣区の医師会員の皆様にもご利用いただき、名古屋市医師会の在宅医療推進に貢献したいと考えていますが、今しばらくは需要と当直体制の対応能力を見極めながら徐々に拡大する必要がありますので、近隣区の先生方で本拠点のご利用を希望される場合には、笠寺病院の拠点事務局に直接ご連絡いただき、打ち合わせをお願い申し上げます。


◆利用方法 

(A)利用登録

この拠点を利用するご希望がある場合は、下記の患者医療情報の共有方法①~⑤の中から選択して、エントリー用紙 PDF Excelにご記入の上、拠点である笠寺病院にご送付下さい。

(B)患者医療情報の共有方法

  1. ① 訪問診療ならびに往診をされている患者全員を情報登録する場合
    *往診用サマリー PDF Excel
  2. ② 全ての患者情報は登録しないが、病状が悪化して時間外に緊急往診が必要な患者のみ情報登録する場合
  3. ③ 情報登録はしないが、通常の往診患者を時間外でワンポイント対応する場合
  4. ④ 強化型施設で自前の対応ができないときに、時間外でワンポイント対応をする場合
  5. ⑤ 強化型施設の要件を維持して、時間外でワンポイント対応する場合

(C)患者・家族への周知

患者・家族・施設に対して、時間外緊急時に医師会の在宅当直医が対応する事について了解を取 り、説明をお願いします。

お問い合わせ

  • TEL:052-824-4339(地域連携室)担当:在宅訪問診療室 看護師長 深田 愛
  • FAX:052-824-4338                  事務主任 南 忠宏